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題材の作り方と読み方

期間・場所・目線を動かす体験のために、AIが出来事と説明文を組み立てています。その仕組みを知ると、結果のどこを確かめ、どこを自分の問いとして受け取るかが見えやすくなります。

AI題材ができるまで

  1. 候補を挙げる入力された出来事をもとに、Geminiが中心付近と長い時間で比べる出来事の候補を挙げます。この段階では資料で確認した事実ではありません。
  2. 資料を探す候補に対応する記事を日本語Wikipedia APIで探し、記事の導入文を一部取得します。「主な資料」と「出来事ごと」の2方式があります。いずれも日本語Wikipediaに限った探索です。
  3. 題材に組み立てるGeminiが候補と導入文を照らし合わせ、出来事・時期・場所・目線・比較文を作ります。プログラムは日付や参照先の形式を検査しますが、歴史的な事実を人が一件ずつ検証する工程はありません。
  4. 画面で動かす出来事と解釈文を題材として保存し、操作に応じて表示を選び直します。スライダーを動かすたびにAIへ質問し直す仕組みではありません。

追加の「人物像・立場からの見方」では、設定した条件を手がかりに候補と資料を探し、出来事と解釈を追加します。人物の実際の発言や内面を再現する機能ではありません。

表示期間の考え方

紀元前3200年ごろは、このツールで有史以降の題材を長く比べるときの便宜的な区切りです。AIが選んだ中心の出来事がその時点以降なら、それ以前の候補は題材に入れません。中心が先史時代なら、取得・整理できたさらに古い出来事まで広げます。どちらも全時代を網羅する年表ではありません。

「火の発明」のように長い過程を指す言葉では、AIが意図より新しい時期を中心に選ぶことがあります。入力には、見たい年代、地域、「火を使い始める」「火を作る技術」など注目する変化を添えると、意図を伝えやすくなります。

作成後は中心の出来事と「長い時間へ移る」の範囲を確かめてください。期待した時代と違う場合は、題材名を言い換えて作り直してください。同じ入力は一定期間、前回の生成結果を再利用します。

結果が揺れる場所

「参照記事あり」は「その文まで確認済み」の印ではありません。題材の「データの作り方」には参照先と未確認項目を載せています。

読むときの手がかり

まず、期間や場所を変えたときに何が画面に入り、何が外れたかを見てください。次に目線を変え、同じ並びに対して文章が何を強調するかを比べてみてください。

気になった出来事は参照記事とその出典までたどり、日付や関係を確かめてください。長い時代をまたぐ「似ている」は、問いを作るための提案です。同じ原因や結果があったという証明ではありません。

資料と公開保存

新しいAI題材ではGoogle検索Groundingを使わず、Geminiの通常の生成APIと日本語Wikipedia APIを別々に利用します。生成された題材は14日間一時保存され、「この題材を公開して保存」を押した場合だけ、期限を設けず公開一覧と共有URLに残ります。利用者の認証と公開前の審査はありません。

入力した出来事名や見方の設定はGemini APIに送られます。AIが作った検索語はWikipedia APIに送られます。公開保存すると、題材名、入力内容、作成した見方もほかの人から見えます。個人情報、非公開情報、転載権限のない文章は入力しないでください。

日本語Wikipediaの本文はCC BY-SA 4.0に基づきます。各題材の「データの作り方」に、参照した記事、ライセンス、AIによる構成・変更を表示します。記事の履歴から執筆者をたどれます。

制作時に検討したこと

初期の試作ではGoogle検索Groundingの結果をもとに題材を作っていました。その結果を後の利用者にも見せる公開保存は、Grounding固有の表示・保存制限と整合する根拠を確認できませんでした。そこで、新しく作る題材は再利用条件が示されたWikipediaの記事をAPIから取得し、通常のGemini APIで組み立てる方式に切り替えました。

この切り替えで、新方式の生成と公開保存はGroundingの結果や検索リンクを材料にしません。一方で、過去に旧方式で公開保存した題材の扱い、Wikipedia由来の改変文のライセンス表示、公開サイトとGemini APIの年齢条件には確認事項が残ります。新方式に替えたことだけで、サイト全体の規約適合を断定することはできません。

ここは制作過程と判断材料の記録です。規約の最終的な解釈や個別の適法性を保証するものではありません。確認日:2026年10月5日。

確認した一次資料